小学1年生の家庭学習は何をする?
おすすめの勉強法や教材をご紹介

更新日:2025年03月12日

   

小学1年生の家庭学習は、子どもの基礎学力を育む上で非常に大切です。
この時期に適切な学習方法や教材を取り入れることで、学ぶ習慣を自然に身につけることができます。
本記事では、1年生におすすめの勉強法や教材を紹介し、家庭での学習をより充実させるためのヒントをお届けします。
親子で一緒に楽しみながら、学びの時間を大切にしていきましょう。

1.小学1年生から家庭学習を始めるメリット

早い時期から学習習慣が身につく

小学1年生から家庭学習を始めることで、早い段階から学習習慣を身につけることができます。この時期は新しいことを吸収しやすく、また、まだ勉強が難しくないこの時期から毎日勉強する習慣をつけておくと、今後も自然に家庭学習を続けることができ、学ぶことへの意欲を育むことができます。

家計にも優しい

塾や習い事に通う場合、受講料だけでなく交通費もかかりますが、家庭学習ではこれらの費用を大幅に削減できます。市販の教材や通信教材を活用することで、低予算でも質の高い学習が可能です。費用だけでなく、送り迎えも必要ないので、時間の節約にもなります。

自分のペースで学べる安心感

一斉に授業が進められる学校と違い、家庭学習では自分の理解度に応じて学習を進められるので、苦手な分野もじっくり復習できます。家庭の都合や子どもの体調に合わせて柔軟にスケジュールを立てられることもメリットです。

2.親子で楽しく学べる家庭学習のコツ

親子の対話を通じて自然に学ばせる

親子の対話は学びを深める重要な要素です。日常生活の中で、子どもが興味を持っていることや疑問に思っていることについて話し合うことで、自然に学びを促進できます。例えば、買い物の際に価格を計算したり、料理をしながら分量を測ったりすることで、算数の基礎を自然に学ぶことができます。このような対話を通じて、子どもは自分の考えを表現する力を養い、学ぶことへの興味を持ち続けることができます。

集中力を高める環境づくり

学習環境は集中力に大きな影響を与えます。静かで整理されたスペースを用意し、学習時間中はゲームや漫画など子どもの集中をさまたげてしまいそうなものは遠ざけておくといいでしょう。また、学習時間を短く区切り、休憩を挟むことで、集中力を持続させることができます。こうした環境づくりは、子どもの学ぶ意欲を高める助けになります。

10分でも続ける習慣をつける

短時間でも毎日学習する習慣をつけることは、長期的な学びにつながります。例えば、毎朝の朝食後に簡単な計算問題を解く時間を設けたり、寝る前に10分間だけ本を読む時間を作ったりすることが効果的です。このように、短い時間でも継続することで、学習が日常の一部となり、自然と学ぶ習慣が身につきます。

たくさんほめて自信を育てる

子どもが学習に取り組んだ際には、積極的にほめることが大切です。「すごい!1から10までの足し算ができたね!」というように具体的にほめることで子どもは自信を持ち、次の学習への意欲が高まります。また、結果だけでなく努力や過程をほめることで、学ぶこと自体を楽しむ姿勢を育むことができます。

3.小学1年生の家庭学習の際に注意すべきこと

学習時間の設定

小学1年生は集中力が短いため、家庭学習の時間設定が重要です。長時間の学習は子どもにとって負担となり、勉強への嫌悪感を生む可能性があります。理想的には、1回の学習時間は10〜20分程度にし、短いセッションを複数回行うことが推奨されます。まずは学校の宿題を優先し、その後に家庭学習を行うことで、子どもが「できた」という成功体験を積むことができます。これにより、学習へのモチベーションが高まり、自然と学習習慣が身につくでしょう。

環境の整備

学習環境を整えることも非常に重要です。子どもが集中できるように、学習机やその周辺を整理し、気を散らす要素(テレビやスマートフォンなど)は手の届かない場所に移動させるべきです。また、周囲の音を抑える工夫も必要です。静かな環境は、子どもが勉強に専念できる助けとなり、効果的な学習を促進します。さらに、学習に必要な道具を整えておくことで、スムーズに学習を進めることができるでしょう。

積極的にほめる

子どもが家庭学習に取り組んだ際には、積極的にほめることが大切です。成功体験を重ねることで、子どもは自信を持ち、学習に対する意欲が高まります。特に、できたことや努力した点を具体的にほめることで、子どもは自分の成長を実感しやすくなります。また、間違えた場合には次にどうすれば良いかを一緒に考えることが重要です。これにより、子どもは学習を楽しむことができ、より良い学習習慣を身につけることができます。

4.小学1年生向けの家庭学習教材の選び方

続けやすい内容や難易度になっているか

家庭学習教材を選ぶ際には、内容や難易度が子どもにとって続けやすいものであることが重要です。小学1年生はまだ集中力が続く時間も短く、あまりにも難しい教材は挫折の原因になります。逆に、簡単すぎる教材も飽きてしまうことがあります。したがって、子どもが楽しみながら学べるような、適度な難易度の教材を選ぶことが大切です。例えば、イラストやゲーム要素が取り入れられた教材は、楽しみながら学習を続けやすくなります。

子どもの得意分野を伸ばせるか

家庭学習教材は、子どもの得意分野を伸ばすことができるものを選ぶといいでしょう。子どもが興味を持っている科目や分野に特化した教材を使用することで、学ぶ楽しさを実感しやすくなります。例えば、算数が得意な子どもには、パズルやクイズ形式の問題集を選ぶことで、楽しみながら学力を向上させることができます。得意分野を伸ばすことで自信を持たせ、他の科目への学習意欲も高めることが期待できます。

長く続けられる料金設定か

家庭学習教材を選ぶ際は、長く続けられる料金設定が重要です。豪華な付録が付いているものなどは子どものくいつきはいいかもしれませんが、それも最初だけだったりすると後々収納に困ってきたり、コストもかかるため、本質的な学びを提供する教材を選ぶことが大切です。月額制の通信教材やワークブック形式の教材は、手頃な価格で継続的に学習をサポートしてくれるためおすすめです。

5.【国語】小学1年生の家庭学習におすすめの教材とは?

小学1年生の国語の家庭学習には、基礎的な読み書きの力を養う教材がおすすめです。例えば、ひらがなやカタカナの読み書き、簡単な文章の理解をサポートするドリルやワークブックが役立ちます。特に文章読解力を高めるための読解ドリルや、漢字の練習帳が効果的です。
ポピーの「ワーク」は教科書準拠なので、教科書と同じ文章で理解を深めることができます。1日1枚気軽に取り組めるドリルは学習習慣づけにも最適で、また年齢に合った内容の読み物教材で豊かな心や想像力、表現力などを育めます。

6.【算数】小学1年生の家庭学習におすすめの教材とは?

小学1年生の算数の家庭学習には、数の概念や基本的な計算力を身につける教材が適しています。簡単なたし算・ひき算を段階的に学べるドリルやゲーム感覚で学べる教材など、子どもが楽しみながら学習できるものがおすすめです。
ポピーのワークやドリルは楽しいイラストを使った問題で視覚的に理解しやすく、時計の読み方や計算力が楽しく身につく学習ゲームなど、算数に苦手意識がつかないように工夫されています。

7.小学1年生の家庭学習についてよくある質問

1日の家庭学習時間の目安は?

小学1年生の家庭学習時間の目安は、宿題を除いて1日約10分程度です。一般的には「学年×10分」が目安とされており、1年生の場合は10分が理想的です。この時間は、集中力が続く範囲内で設定されているため、短時間でも質の高い学習が可能です。保護者は、子どもが学習を楽しめるように、無理のない範囲で学習時間を調整することが大切です。

勉強が続かない場合の対処法は?

小学1年生の集中力が続かない原因として、主に「疲れ」「難しすぎる」「興味が持てない」の3点が挙げられます。
「疲れ」は、学校生活や遊びでの疲労が影響し、集中力を低下させます。対処法としては、学習時間を短く設定し、適度な休憩を挟むことが効果的です。また、十分な睡眠を確保することも重要です。
「難しすぎる」内容は、子どもが挫折感を感じる原因となります。この場合、学習内容を見直し、子どもが理解できるレベルから始めることが大切です。徐々に難易度を上げていくことで、達成感を得られます。
「興味が持てない」ことは、学習へのモチベーションを低下させます。興味を引くためには、ゲーム感覚で学べる教材を使用したり、実生活に関連付けた学習を行うことが効果的です。親が一緒に楽しむ姿を見せることで、子どもの興味を引き出す助けになります。

タブレット学習は必要?

メリット デメリット
動画や音声で理解が深まる 長時間の使用による視力低下のリスク
自動採点機能で効率的な復習が可能 自分で学習内容を見つける力が育ちにくい
学習進度に合わせた個別指導が可能 デジタルデバイスへの依存が懸念される
ゲーム感覚で学べるため 健康面への影響(眼精疲労など)

タブレット学習は、視覚的・聴覚的な情報を活用できるため、理解を深める助けになりますが、長時間の使用は視力に悪影響を及ぼす可能性があります。また、デジタル教材に依存しすぎると、自分で学習内容を見つける力が育ちにくくなるため、紙の教材との併用が推奨されます。

家庭学習でつまづきやすいポイントは?

小学1年生の家庭学習で特につまずきやすいポイントには「文字の書き方」「計算の基礎」「学習習慣の形成」があります。
「文字の書き方」では、ひらがなやカタカナの正しい書き順や形を覚えることが重要です。子どもはまだ手先の器用さが十分でないため、マス目のあるノートを使って練習することが効果的です。特に、文字を何度もなぞることで、形を覚えやすくなります。
「計算の基礎」では、足し算や引き算の基本的な概念を理解することが求められます。具体的には、数を数える練習や、視覚的に理解できるように絵や物を使って計算を行うことが有効です。反復練習を通じて、計算に対する自信を育むことが大切です。
「学習習慣の形成」については、親が積極的に関わることが必要です。毎日決まった時間に学習を行うことで、子どもは自然と学ぶことが習慣化されます。また、学習後には成果を褒めることで、モチベーションを高めることができます。これらのポイントを意識することで、子どもはスムーズに学習を進めることができるでしょう。

8.小学生の家庭学習教材なら『小学ポピー』

ポピーは学校で使う教科書に沿って編集されているので、授業に合わせての予習・復習がしやすく、学校で学んだことを家庭でしっかりと定着させることができます。「復習⇒確かめ⇒力だめし」の順にワークとテストにくり返し取り組むことで学習内容がしっかり身につき、このサイクルをくり返すことで「勉強のやり方」を習得していけます。
さらにデジタルサポート「デジ・サポ」を組み合わせることで、やる気がぐんぐんのびて、楽しく学習習慣が身につきます。