小学生の習い事はどう選ぶ?
種類・費用・選び方を解説

更新日:2026年08月31日

   

小学生の習い事はどう選ぶ?

小学生になると、多くのご家庭で習い事が話題にのぼります。約8割の子どもが習い事をしているといわれるほど、学校生活と並んで身近な存在です。学習塾や通信教育、スポーツ系、芸術系など選択肢は多岐にわたり、何を基準に選べばよいか迷う方も少なくありません。
この記事では、小学生の習い事の実態やメリット、人気の習い事12選を紹介します。あわせて、費用の目安や長く続けるための選び方、親の関わり方までわかりやすく解説しますので、参考にしてください。

小学生の習い事事情|どのくらいの割合がやっている?

現在、小学生のうち約8割が何らかの習い事をしているといわれています。約30年前の調査では、習い事をしている子どもの割合は4割程度にとどまっていたため、倍近くに増えたことになります。
厚生労働省の調査でも、小学3年生の87.7%が何らかの習い事をしているという結果が示されています。学年が上がるにつれて習い事をする子どもの割合はさらに高まる傾向にあり、周りの友達も習い事をしていると聞く機会は決して珍しくないでしょう。
「みんながやっているから、うちも」と焦る必要はありません。ただ、これだけ多くの子どもが習い事を経験しているという事実は、習い事が特別なものではなく、学校生活と並ぶ日常の一部になっていることを示しています。
習い事の種類も運動系だけでなく、学習系や芸術系など幅広く、子どもの興味や得意なことに合わせて選べます。まずは実態を知ったうえで、わが子に合う形を探していきましょう。

小学生に習い事をさせるメリット

メリット

習い事には、特定のスキルを磨く以外にもさまざまな効果が期待できます。中でも注目したいのが、自己肯定感やがんばる力といった、テストの点数のようには数値で測れない力です。こうした力は「非認知能力」と呼ばれています。
たとえば、逆上がりが少しずつできるようになる過程を思い浮かべてみてください。できなかったことができるようになる経験を重ねると、子どもの中に小さな自信が積み重なっていきます。この自信は、学校の勉強や新しいことへの挑戦にもよい影響を与えるといわれています。
運動でも音楽でも、種類を問わず、こうした効果を得られる点が、習い事の大きな魅力です。とくに非認知能力には「ひとつの力が次の力を引き出す」という側面があり、習い事で得た自己肯定感がきっかけとなって、苦手だった教科にも前向きに取り組めるようになるといったつながりも期待できます。

交友関係が広がり社会性を身につけられる

習い事に通うと、学校とは違うクラスや学年の子どもたちと関わる機会が生まれます。年齢や環境の異なる相手とのやり取りを通じて、社会性やコミュニケーション力が自然と育まれます。学校の友達関係に悩みがあるときも、習い事の場が気分転換になったり、新しい居場所になったりすることがあります。

学校ではできない体験ができる

学校の授業だけでは触れられない専門的な指導や道具、環境に触れられるのも習い事ならではです。プロの指導のもとで興味のある分野に打ち込むことで、好きなことをとことん追求する楽しさを味わえます。

自己肯定感を育める

できることが少しずつ増えていく過程は、子ども自身の「やればできる」という感覚につながります。結果だけでなく、取り組む姿勢やプロセスを認めてもらえる環境であれば、自己肯定感はより育ちやすくなります。

昨今の小学生がやっている主な習い事12選

小学生の習い事は、大きく分けると運動系・芸術系・学習系の3つのカテゴリーに整理できます。それぞれの特徴と、通わせる際に意識しておきたいポイントを紹介します。

習い事

運動系

運動系の習い事に共通するのは、体を動かすことを通じて基礎体力や運動能力を育てられる点です。学校体育の授業と重なる要素も多く、体を動かすことへの苦手意識を減らすきっかけにもなります。

水泳

体力づくりや基礎的な運動能力の向上が期待できる代表的な習い事です。学校体育の授業にもつながるため、苦手意識をなくす目的で始める家庭も多く見られます。送迎の負担は教室によって差があります。

サッカー・フットサル

チームで協力しながら体を動かすため、体力に加えて協調性も養えますが、試合や練習の付き添い、遠征への同行など、親が関わる場面は比較的多めです。

体操

柔軟性やバランス感覚を養える習い事です。跳び箱やマット運動など、学校体育の内容にも直結するため、体育の授業に自信を持たせたいときにも選ばれています。

ダンス

リズム感や表現力が身につき、発表会を通じて達成感も得やすい習い事です。人前で表現することへの抵抗感が薄れ、堂々とした振る舞いにつながる一方で、衣装の準備や発表会への付き添いが必要になる場面もあります。

武道

柔道や空手、合気道など種類はさまざまですが、礼儀や忍耐力を学べる点は共通しています。勝ち負けだけでなく、型や所作を通して心身を鍛えられるため、集中力や自制心を育みたい場合にも向いています。

芸術系

芸術系の習い事は、技術を磨くだけでなく、感性や表現力を育める点が魅力です。決められた正解がない分野だからこそ、子ども自身のペースやこだわりを尊重しやすいという特徴もあります。

ピアノ・音楽

指先をよく動かすため、集中力や表現力を養いやすい習い事です。ただし、上達には自宅での練習時間の確保が欠かせず、家庭でのサポートも意識しておきたいところです。

美術

絵を描いたり工作をしたりする中で、想像力や観察力が育まれます。自分のペースで取り組みやすく、競争が苦手な子どもでも楽しみながら続けやすいことも特徴です。

書道・習字

美しい文字を書く力に加えて、姿勢や集中力も養えます。学校の書写の授業とも関連が深く、落ち着いて机に向かう習慣づくりにもつながります。

学習系

学習系の習い事を選ぶ家庭は、低学年のうちはそれほど多くありませんが、学年が上がるにつれて選ばれる割合が高まる傾向にあります。学校の授業内容が難しくなる時期や、中学受験を意識し始める時期と重なるためです。

学習塾・通信教育

学校の授業の復習や中学受験対策として選ばれることが多い習い事です。学習塾は決まった時間に教室へ通うスタイルが中心ですが、通信教育は自宅で自分のペースで取り組めるうえ、決まったカリキュラムに沿って教材が届くため、学習内容や進め方を一から考える手間がかかりにくい方法だといえます。

英会話

歌やゲームを通じて英語に親しめる教室が多く、楽しみながら英語に慣れられます。早い時期から耳を慣らしておくことで、英語への苦手意識を持ちにくくなる点もメリットです。

学習塾・通信教育

学校の授業の復習や中学受験対策として選ばれることが多い習い事です。学習塾は決まった時間に教室へ通うスタイルが中心ですが、通信教育は自宅で自分のペースで取り組めるうえ、決まったカリキュラムに沿って教材が届くため、学習内容や進め方を一から考える手間がかかりにくい方法だといえます。

プログラミング

学校でのプログラミング教育をきっかけに関心が高まっている習い事です。順序立てて考える力や、試行錯誤しながら答えを見つける力を養えます。

そろばん

計算力だけでなく、集中力や暗算力も鍛えられます。昔からある習い事ですが、コツコツ取り組む姿勢が身につきやすく、今も根強い人気があります。

小学生の習い事はいつからはじめる?

習い事を始める時期に、明確な決まりはありません。ただ、アンケート調査では4歳ごろから始める家庭が多いという結果が出ています。就学前に始める子が多い一方で、小学校に入学してから検討を始める家庭も珍しくありません。
小学校に入ると、時間割や下校時間が定まり、生活リズムが整いやすくなるからです。生活が落ち着くタイミングで習い事を検討し始めるのは、むしろ理にかなった選び方だといえます。
では、すでに小学生になっている場合はどうでしょうか。始めるタイミングとして遅すぎるということはありません。人気の習い事の中には、低学年からでも十分に始められるものが多くあります。
周りより始めるのが遅いからと心配しすぎる必要はないでしょう。子ども自身が興味を持ったときが、始めどきと考えてよいでしょう。

長続きする習い事を選ぶためのポイント

ポイント

習い事は、始めることよりも続けることのほうが難しいとよくいわれます。せっかく興味を持って始めても、通ううちに子どもの気持ちが離れてしまったり、送迎や費用が負担になったりし、短期間でやめてしまうケースも少なくありません。
ここでは、習い事を長く続けるために意識しておきたい6つのポイントを紹介します。

習い事の目的を明確にする

体力をつけたいのか、学習の習慣を身につけたいのか、目的によって選ぶべき習い事は変わります。始める前に「何のために始めるのか」を家族で話し合っておくと、途中で「本当にこの習い事でよいのか」と迷ったときにも、判断の軸がぶれにくくなります。

子どもの性格や興味を尊重する

習い事選びでもっとも大切なのは、子ども自身がやりたいと思えるかどうかです。親から見て向いていそうな習い事と、子どもが興味を持つ習い事は一致するとはかぎりません。得意・不得意を見極めるより先に、まずは子どもが何に心を動かされるかを観察してみましょう。

通いやすさも考慮する

教室までの距離や送迎の負担は、続けられるかどうかを大きく左右します。送迎が負担になると、習い事自体は気に入っていても続けにくくなることがあります。送迎の時間を確保しにくい場合は、送迎バスがある教室を選んだり、自宅で取り組める通信教育を活用したりする方法もあります。無理なく続けられる環境を整えることが、長続きの土台になります。

体験レッスンを受けてみる

興味を持った習い事が見つかったら、実際に体験レッスンへ足を運んでみましょう。教室の雰囲気や先生との相性は、実際に体験してみないとわからない部分が多くあります。子どもの表情や反応をよく見て、無理なく通えそうかを確認してください。

掛け持ちしすぎない

複数の習い事に興味を持つのは自然なことですが、一度に始めすぎると子どもの負担が大きくなります。新しい環境に慣れるには時間がかかるため、まずはひとつに集中し、慣れてきたら次を検討するという進め方がおすすめです。

習い事を組み合わせるときは、無理のないスケジュールにする

スポーツ系と芸術・学習系など、異なる分野の習い事を組み合わせることは問題ありません。体力面と学習面などをバランスよく育てられるメリットもあります。ただし、習い事を増やしすぎて子どもの負担にならないよう、宿題や自由に遊ぶ時間も確保できるスケジュールを意識しましょう。

小学生の習い事にかける費用の目安

費用の目安

文部科学省の調査によると、公立小学校に通う子ども1人あたりの学習費総額は、令和5年度で約367,000円となっています。これは学校教育費や学校外活動費などを含めた金額で、習い事の費用もこの中に含まれます。
習い事にかかる月々の費用は、種類や回数によって幅があります。ひとつあたりの月謝はおよそ5,000円から10,000円程度が目安となりますが、複数の習い事を掛け持ちする場合は、合計で15,000円から20,000円前後になるケースが多く見られます。月謝以外にも道具代や発表会費用がかかることもあるため、始める前にそのほかの費用も確認しておくと安心です。
家計に無理のない範囲で続けるためには、一般的に世帯の手取り月収の5%程度が目安といわれています。子どもが複数の習い事を希望する場合は、優先順位をつけたうえで無理のない範囲に収まるよう調整するとよいでしょう。無理のない金額で始めることが、長く続けるための土台になります。

小学生の習い事で意識すべき親の関わり方

習い事の効果を左右するのは、教室の指導内容だけではありません。家庭での親の関わり方も、子どものやる気や自己肯定感に大きく影響します。よかれと思ってかけた言葉が、かえって子どもの負担になってしまうこともあるでしょう。ここでは意識しておきたい3つのポイントを紹介します。

プレッシャーを与えない

「もっとがんばりなさい」「早くできるようになって」といった言葉は、励ましのつもりでも、子どもにとって大きなプレッシャーになることがあります。結果だけでなく、取り組む姿勢そのものを認めてあげることで、子どもは安心して挑戦を続けられます。

ほかの子どもと比較しない

「〇〇ちゃんはもうできるのに」といった比較は、子どもの苦手意識を強めてしまう原因になります。比べる相手はほかの子どもではなく、少し前のわが子自身です。「前よりも上手になったね」「毎日机に向かえてえらいね」など、小さな成長を具体的に言葉にして伝えることで、子どもは前向きに取り組みやすくなります。

合わない場合は無理に続けようとしない

体験や見学を経て始めた習い事でも、実際に通ってみると合わないと感じることはあります。子ども自身が興味を持てない、先生や教室の雰囲気になじめないといった場合は、無理に続けさせる必要はありません。別の教室や習い事を探したり、いったん休んだりすることも、子どもの気持ちを尊重した対応のひとつです。

まとめ

小学生の習い事は、体力や表現力を伸ばすだけでなく、自己肯定感やがんばる力を育むきっかけにもなります。大切なのは、種類や始める時期にとらわれすぎず、子どもの興味や性格、家庭の生活リズムに合ったものを選ぶことです。
一方で、習い事が増えると、学校の宿題や家庭学習にかけられる時間が少なくなることもあります。習い事と学習を無理なく両立するためには、子どもが負担を感じずに続けられる学習方法を選ぶことも大切です。
「小学ポピー」は、教科書に対応した教材で、学校の学習内容に合わせて家庭で取り組めます。自宅で自分のペースで学習でき、取り組む量も多すぎないため、スポーツや音楽などほかの習い事があるご家庭でも続けやすいのが特長です。

ポピーと習い事を両立されている会員さまの声

教材の継続期間:2年以上

お子様の性別:女の子

10歳と5歳の姉妹でポピーをやっています。 長女は習い事(スポーツ)で忙しい毎日ですが、ポピーで復習をして授業に遅れることもなく、学校と習い事の両立ができています。 私自身もポピーをやっていて良かったと思っており、とてもおすすめです。

商品:小学ポピー4年生

教材の継続期間:2年以上

お子様の性別:男の子

習い事が忙しく、塾に行かせる時間もないことから、ずっとポピーを続けています。教科書に準拠している為、学校の授業の進捗も把握できる利点があります。

商品:小学ポピー6年生

習い事も勉強も無理なく続けたいとお考えの方は、まずは無料のおためし見本を利用して、小学ポピーの教材をお試しください。

おためしワーク

監修者プロフィール
月刊ポピー 教育情報サイト

「月刊ポピー 教育情報サイト」は、子育て世代や教育に関心のある保護者の皆さまに向けて、信頼性の高い情報を発信する教育情報メディアです。家庭学習教材「月刊ポピー」を提供する新学社のノウハウを活かし、子どもの学力・生活・心の成長に役立つ情報をわかりやすくお届けしています。